歯周病治療
歯周病が原因となる病気
- 高血圧
- 歯周病をそのまま放置しておくと次第に免疫力が低下してしまい、炎症が全身を悪化させてしまいます。すると次第に血管が硬くなり動脈硬化につながり、これが要因となって高血圧につながります。
- 糖尿病
- 歯周病菌が血液を介して肝臓、筋肉、脂肪組織に運ばれ、インスリンの作用を邪魔して細胞内へのブドウ糖の取り込みを阻害し、血糖値を上昇させると言われています。
- 早産
- 歯周病患者が妊娠している場合、歯周病によって作り出された物質によって『早産』の可能性が高くなり、また胎児の成長に影響を与えるため『低出生体重児』が産まれる確率が健康な妊婦の方に比べて約7倍以上高くなるといわれています。
これって歯周病…?
こんな症状はありませんか?
- 歯を磨くと時々歯ぐきから血が出る
- 歯ぐきが赤く腫れたり痛むことがある
- 口臭がするのでは?と気になる時がある
- 冷たい水を飲むと歯がしみて痛い
- 歯ぐきがムズムズする
- 前よりも歯ぐきが下がった気がする
- 歯ぐきを押さえると膿が出てくることがある
- 食べ物が詰まりやすくなった
- 歯が出っ歯になった
- 朝起きた時に口の中がネバつくことがある
1つでも当てはまる方は歯周病の可能性があります! 歯周病を放置しておくと大変なことに…

お薬で治す歯周病
歯周病は今までは歯についた歯垢や歯石を磨いたり、取ったり又悪い歯肉を外科的に取ったりして治療していました。しかし、頑張って歯磨きをしてもなかなか良くならなかったり、すぐ再発したりで思う様に改善しなかった方もいらっしゃるかと思います。
お薬で歯周病を治す歯周内科治療は歯垢や歯石の中に潜む菌を飲み薬と歯磨き剤を使って除菌する治療です。この治療の前後には必ず顕微鏡でお口の中にいる菌を確認する必要があります。
もちろん、除菌後には菌の巣である歯垢や歯石を取る必要はあります。しかし、除菌後に行う事により歯石を取る時の痛みや、しみるような感覚はほとんどの場合感じなくなります。なにより、すぐに御自身でお口の中がすっきりしたと実感出来ます!
本当の虫歯予防は『唾液検査』から
皆さん、こんな疑問やお悩みはありませんか?
- 毎日歯磨きをしているのに虫歯や歯周病になってしまった
- 以前治療したところがまた虫歯になった
- 治療したら今度は隣の歯が虫歯になった
- 気付いたら歯周病がかなり進行していて抜歯と言われた
- なぜ、繰り返し虫歯になってしまうの?
- 「虫歯のなりやすさ」は、歯磨きや甘いものの食べ過ぎだけが原因ではなく、あなたのお口の中の状態(むし歯菌の量、唾液の量、唾液の質など)によって大きく変わってきます。 それはもちろん人それぞれ違い、検査することではじめて把握することができるのです。
- 唾液検査で何が分かるの?
- 『唾液検査』を行うことにより、本当の虫歯の原因が分かります。
虫歯の原因は主に3つありますが、これらを上手にコントロールできれば、虫歯は予防できるのです。原因が違えばもちろん予防法も違います。虫歯の原因の組み合わせは人それぞれです。
毎日歯磨きをしていても、虫歯になる人とならない人がいるのはそのためです。
- 検査時間や料金はどれくらい?
- 最新の唾液検査システムを導入している当院では、 検査時間たったの5分!その場で結果が分かります!料金については2,380円(税込)で承っております。唾液検査の詳細は、当院までお気軽にお問い合わせくださいませ。
- 唾液検査を受けた後は?
- 検査結果をもとに、当院衛生士や管理栄養士があなたのお口の状態に合わせた、虫歯や歯周病の有効な予防方法をご相談させていただきます。
たとえ、あなたが現在、虫歯になりやすかったとしても、今後、むし歯になるリスクを大幅に下げることができます。
出来ることからはじめていきましょう!
歯周病予防に効果的な10の方法!!
- お口に合った歯ブラシやフロス、歯間ブラシを使用し、朝晩必ず歯を磨くなど、正しい歯磨き習慣を身につけましょう。
- 体は食べたものからできています。栄養バランスの良い食事を心がけて、偏った食生活や暴飲暴食は控えましょう。
- 砂糖・炭水化物の過剰摂取により、ビタミンCやカルシウムなどのミネラルを奪われ歯肉が再生しなくなってしまうため、砂糖・炭水化物(糖質)を控えましょう。
- タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、口腔内の血流を悪化させます。喫煙習慣のある方は禁煙しましょう。
- 歯肉を作るコラーゲンはビタミンCや鉄から体で作られますので、食事でとることが難しい場合は、サプリメント等で補いましょう。
- 金属は噛む事で変形し、10年ほどで適合が悪くなってしまいます。この隙間に汚れが溜まり、歯肉に炎症を起こしてしまいます。被せ物や詰め物を見直しましょう。
- 強く噛むことで歯の周りの血流が悪くなり、口呼吸はお口の中を乾燥させてしまい歯肉が腫れてきます。くいしばり・口呼吸はやめましょう。
- 歯周内科治療は歯周病菌をお薬で除菌できます。重度の歯周病の方や治療をしても治らなかった方におすすめです。早期改善が期待できます。
- 歯周病菌は90日で再び戻ってきてしまいます。3か月に1回しっかりと定期検診を受け、クリーニングで歯周病菌を除菌しましょう。
- ストレスは活性酸素を発生させ、歯周病や老化を招きます。適度な運動やバランスの取れた食生活など、きちんとした生活習慣を心がけ、ストレスをため込まないようにしましょう。